姿勢が悪いとうつになる!その不調、“呼吸と姿勢”が原因かもしれません
- 良 小西
- 6月12日
- 読了時間: 4分
―首が前に出ると、心も前に進めなくなる話―
今回は「呼吸と姿勢」、そしてそこからつながる
自律神経の乱れ・メンタル不調・眼精疲労・慢性疲労について、
施術者としての視点でお話しします。
🧠 首が崩れると、体はどうなる?
首の骨(頸椎)は本来、S字カーブのようにゆるやかに弯曲しています。
しかしスマホやパソコンの長時間使用によって、
このカーブが失われた「ストレートネック」の人が急増しています。
その結果…
📌 頭の重さ(約5kg)がダイレクトに首へ
📌 首や肩の筋肉が緊張して血流が低下
📌 脳の酸素不足や疲労状態が続く
📌 自律神経のバランスが乱れやすくなる

😰 呼吸が浅い人ほど、不安を感じやすい
姿勢が崩れると、胸が閉じ、横隔膜の動きも制限されます。
すると呼吸は浅くなり、リラックスをつかさどる副交感神経が働きづらくなってしまいます。
結果として…
不安感が強くなる
緊張やイライラが抜けない
眠りが浅くなる
胃腸の不調や食欲不振
…と、日常に「なんとなく不調」が現れやすくなるのです。
⚠️ 首を“強く揉む”“バキバキ鳴らす”のは危険
実は、首には「迷走神経」という超重要な神経があります。
これは副交感神経の本体ともいえる存在で、
呼吸・内臓・感情のバランスに大きな影響を与えます。
この迷走神経はデリケートなので、
強いマッサージやバキバキ系の矯正によってかえって
【不眠・動悸・吐き気・不安感】が悪化するケースも。

🦵 実は…首と股関節もつながっている?
筋膜・姿勢・反射経路の観点から、
首のバランスが崩れると、骨盤や股関節にまで影響が出ることがわかっています。
実際、首の調整だけで「歩きやすくなった」「膝の痛みが減った」という方も。
“体は一枚の布”のようなもの。
どこか一箇所が崩れると、全身に波紋が広がるんです。
【筋トレだけじゃ治らない?】
ストレートネック・猫背・巻き肩が気になって、筋トレを始めた人、
あなたの周りにもいませんか?
もちろん、運動は大事です。でも実は、猫背や姿勢の崩れを根本から治したいなら、“横隔膜”と“呼吸”に注目することが必要不可欠なんです。
■「筋トレしてるのに、姿勢が良くならない」人へ
こんな相談をよく受けます:
背中の筋トレをしてるけど、すぐ疲れてまた猫背に戻る
呼吸が浅い気がする
首が前に出て、肩がガチガチにこる
トレーニングしても疲れやすさが抜けない
その原因、もしかしたら横隔膜がうまく使えていないのかもしれません。
■ 横隔膜とは?|姿勢と呼吸の要
横隔膜は、胸とお腹を分ける“呼吸の主役”とも言える筋肉。
でも実はそれだけじゃありません。
横隔膜は「インナーユニット(体幹の安定装置)」の一部でもあり、
姿勢や内臓、骨盤、そして脳・神経の働きにも深く関係しています。
呼吸が浅くなると…
背中が丸くなる
肩が上がり、首が前に出る
自律神経が乱れて疲れやすくなる
内臓が下垂してぽっこりお腹に
骨盤のゆがみも強くなる
…というように、まさに「姿勢の崩れスパイラル」に。
■ 猫背を治すために必要な“見えない筋肉”
筋肉を鍛えるだけでは、深い呼吸は戻ってきません。
本当に必要なのは、体の深層で支える筋肉(インナーマッスル)と、横隔膜のしなやかさ。
息を吸った時、肋骨がしっかり動く
息を吐いた時、みぞおちが柔らかくしぼむ
胸・首・お腹まわりの緊張がない
こうした呼吸の“しなやかさ”が戻ってくると、筋トレの効果も何倍にもなります。
🧘♀️整体+呼吸で、正しい姿勢を作る
当院では、姿勢の問題を「見える背骨・骨格」だけでなく、
“見えない横隔膜・自律神経・呼吸パターン”まで整える施術を行っています。
肋骨・横隔膜・首まわりの調整
深い呼吸を促す頭蓋・神経調整
姿勢と連動する骨盤・内臓のサポート
猫背は「意識の問題」でも「筋力の弱さ」でもなく、呼吸と神経のバランスの問題かもしれません。
🌿 姿勢と呼吸が変わると、こんな変化が起きます
朝がすっきり起きられる
不安が軽くなり、イライラが減る
息をするだけで安心できる感覚がよみがえる
首や肩の痛み、頭痛がやわらぐ
胃腸の調子が整う
あなたの「息苦しさ」や「落ち着かない感じ」
それは心の問題じゃなく、体の声かもしれません。
「呼吸が浅い」「朝がしんどい」と感じていたら、
首・姿勢・神経のバランスを見直すチャンスです。
今日より、すこしだけラクな明日を。
その第一歩を、一緒に見つけましょう。
あなたも「体から心を整える」一歩を踏み出しませんか?
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