ドキドキするから、不安になる!心臓の疲れがこころの問題を作る。
- 良 小西
- 6月12日
- 読了時間: 4分
「最近、なんだか不安が強くなった」
「何もしていないのにドキドキする」
そんな症状、ありませんか?
多くの人は「不安になるから心臓がドキドキする」と思っています。
でも実は、逆かもしれません。
“心臓が先に疲れていて、そのせいで不安を感じやすくなっている”
そんな可能性があるのです。
コロナ感染後に心肺機能が低下している人が増えています。
心臓が弱ると、不安になりやすくなる
心臓は全身に酸素を送るポンプ。
その機能が落ちると、脳も酸素不足になります。
その結果…
何もしていないのに息が苦しい
軽い運動や階段だけで息切れする
座っているだけで動悸を感じる
寝ているだけなのに頭がボーっとする
こうした症状があると、
「ストレスかな?」「自律神経の乱れかな?」
と思いがちですが、
実は“心臓が疲れている”ことが原因かもしれません。

🧠 医学的に見た「心臓と不安」の関係
● 脳の酸素不足と情動の乱れ
脳は全身の酸素消費量の20〜25%を占めます。
とくに前頭前野や扁桃体(感情を司る部位)は酸素不足に弱く、
軽度な心臓機能低下でも「理由のない不安感」「集中力低下」が起こりやすくなります。
● 心拍数と不安のフィードバック
心拍の上昇は「警戒すべき状況」と脳に認識され、さらに不安が高まります。
(参考:Garcia et al., Biological Psychology, 2014)
● 迷走神経と心拍のコントロール
副交感神経である迷走神経が、首や胸の筋緊張で圧迫されると、
心臓が興奮状態(交感神経優位)になりやすくなります。
これが動悸や息苦しさの原因にも。
【コラム:心臓と「生きる喜び」】
あなたは最近、
胸のあたりが、妙に熱くなったり、顔がのぼせるような感覚を覚えたことはありませんか?
タッチフォーヘルスでは、
心臓は「喜び」「愛」「自己表現」と深く結びついていると考えます。
心臓が疲れていると、
喜びを感じにくくなる
生きるエネルギーがあふれてもコントロールできない
心の火照りが、不安や動悸に変わることもある
本当はもっと自由に、もっと素直に、
生きることを楽しみたいだけなのに──
心臓は、そんなあなたの「本当の望み」を、
体を通して伝えようとしているのかもしれません。
心臓の働きが悪くなる原因とは?
心臓機能低下には、いくつかの隠れた要因があります。
先天性の弱さ
迷走神経の圧迫(首・胸郭の歪み)
腎臓機能低下(血液の質悪化)
血管のつまり
運動不足や加齢
肋骨の圧迫
肉体疲労・睡眠不足
薬の副作用(特に安定剤)
カフェインの過剰摂取
ほとんどは本人が自覚しにくいため、
つい「心の問題だ」と思い込んでしまいやすいのです。
長期的に薬を飲んでいる人は腎臓が疲れ切っています。
抗うつ薬や精神安定剤だけでなく、鎮痛剤、血圧降下薬、ステロイドなど、すべての薬にこの副作用があります。
腎臓と心臓は相互関係があり、腎臓機能低下が心臓機能低下の原因となります。

健康診断で異常なしでも安心できない理由
健康診断では「数値に異常が出た状態」しか病気とは見なされません。
つまり、心臓機能が落ち始めた“初期のサイン”は見逃されやすい。
逆に言えば、健康診断で異常を指摘された時点では、
すでにかなり進行している可能性があるのです。
もし思い当たるなら…
階段を上がるだけで息切れ
夜、寝るときに息苦しさ
最近、動悸や胸の違和感が増えた
頭がぼーっとして不安定な気分
こんな症状があるなら、
まずは内科や循環器科で検査を受けることをおすすめします。
体に異常がなかったら、次は「構造の問題」を整える
検査で異常がなかった場合、
体の「構造の歪み」や「神経の緊張」を疑うべきです。
そのケアとしておすすめなのが、
オステオパシー整体
肋骨や横隔膜をゆるめ、呼吸を深くする
迷走神経の圧迫を解除して心臓の負担を減らす
腎臓や循環器を活性化して血流を良くする
薬では改善しない不調。
それは、体のバランスを取り戻すことでしか、根本から変わらないのです。
まとめ
心臓が疲れていると、不安を感じやすくなります。
でも、
それを「心の問題」とだけ考えて薬で抑え続けると、
かえって心臓に負担をかけ、症状を悪化させてしまう。
体と心は、つながっています。
本当にラクになりたいなら、
体の声を聴いて、やさしくケアしていきましょう。
あなたも「体から心を整える」一歩を踏み出しませんか?
🏠 遠隔タッチフォーヘルスを試してみたい方はこちらから
オステオパシーの施術を受けてみたい方はこちらから





