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毎日だるくて、朝起きられないのは、肝臓のオーバーワークが原因かも?

更新日:8月8日

朝、目覚ましの音が鳴っても、

体が鉛のように重くてなかなか起き上がれない。


カーテンを開けるのも、コーヒーを入れるのも、

一つひとつが、何故かすごく遠くに感じる。


「またサボってしまった」

「怠け者になったのかも」

そんなふうに自分を責めてしまったこと、ありませんか?


でも、それは──

あなたの性格の問題ではないかもしれません。


それは、“肝臓”からの静かなSOSかもしれないのです。


この記事では

「心が弱いから」と思われがちな不調の裏側に隠れている

“体の本当のサイン”を、やさしく紐解いていきます。


肝臓に問題がある人に現れやすい症状


肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれます。

ダメージを受けても、痛みなどのはっきりした症状が出にくいため、

多くの人が不調に気づかないまま進行してしまいます。


肝臓に疲労がたまると、こんなサインが現れます。


  • 朝起きても体がだるい


  • 体がむくみやすい


  • 胃腸が重く、消化不良気味


  • 肌荒れや吹き出物が出やすい


  • 理由のない気分の落ち込み


慢性肝疾患患者の約50%が「慢性的な倦怠感」を訴えている

という研究報告もあります。(出典:Journal of Hepatology, 2017)


つまり、

あなたの疲れや気分の落ち込みも、

「心の問題」ではなく「肝臓の疲れ」から来ている可能性があるのです。





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肝臓は「沈黙の臓器」──気づいたときには遅い?

肝臓はとても我慢強い臓器です。


だからこそ、

自覚症状が出るころにはかなり進行してしまっていることも珍しくありません。


健康診断で「異常なし」と言われても、

実際には隠れた疲弊が進んでいる場合があります。


肝機能検査(AST、ALT、γ-GTPなど)は、

異常値が出た時点で「すでにかなり進行している」ことも多いのです。


小さな不調を「年齢のせい」「気のせい」で片づけず、

体の声に耳を傾けることがとても大切です。



なぜ肝臓は疲れるのか?

肝臓は、あなたが生きていくために

休む間もなく働き続けている臓器です。


主な働きは──


  • 血液中の毒素を解毒する


  • 栄養素を代謝してエネルギーに変える


  • ホルモンや胆汁の合成


  • 血液のろ過と貯蔵


現代のライフスタイルは、肝臓にとってとても過酷です。


  • 食べすぎ・飲みすぎ


  • 加工食品・添加物の摂取


  • 睡眠不足・夜更かし


  • 長時間デスクワークによる血流低下


  • 慢性的なストレス


これらが積み重なって、

肝臓は休む暇もなく働き続け、やがて疲弊していくのです。



肝臓と感情の深い関係

東洋医学では、肝臓は「怒(いかり)」を司る臓器とされています。


現代医学でも、

慢性的な肝機能低下とうつ傾向の関連性が指摘されています。(出典:Liver International, 2019)


肝臓が疲れると──


イライラしやすくなる


不安感が強くなる


気分の浮き沈みが激しくなる


「心の問題」と思われがちな感情の乱れが、

実は体から来ているのだとしたら?


自分を責める代わりに、

体をいたわることが、最善のアプローチかもしれません。




【コラム:肝臓と「怒りと許し」】

最近、体が重だるく、熱がこもったような感覚はありませんか?


タッチフォーヘルスでは、肝臓は「怒り」「消化」「浄化」と関わっています。


肝臓が疲れていると、

体が重く動きたくなくなる

過去の怒りを抱え込みやすくなる

心に熱と重さがこもる


肝臓は、未消化の感情を体に蓄積させる場所でもあります。

もしあなたが今、


「もう手放したい」


と思っている感情があるなら


体を整えることで、それを静かに、でも確かに解き放つ準備ができるかもしれません。





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薬と肝臓の密接な関係

薬は、肝臓にとって“異物”です。

どんな薬であれ、最終的には肝臓で代謝・解毒されます。


特に肝臓への負担が大きいのは──


  • 鎮痛剤(例:ロキソニン)


  • 睡眠薬


  • 抗うつ薬・抗不安薬


多剤併用(ポリファーマシー)による薬剤性肝障害は、特に高齢者でリスクが高いと報告されています。(出典:Clinical Gastroenterology and Hepatology, 2015)


慢性的な服用は、

肝臓を「薬処理工場」のように働かせ続け、

静かに、確実にダメージを積み重ねていきます。



肝臓を悪くする食品

毎日の食生活も、肝臓に影響を与えています。


特に注意が必要なのは──


  • トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング入り食品)


  • 精製糖質(お菓子、菓子パン、清涼飲料水)


  • 人工甘味料(ダイエット食品・ゼロカロリー飲料)


これらは、


肝臓に炎症を引き起こし、脂肪の蓄積を促進する


ことが知られています。


「たまにだから大丈夫」ではなく、

「少しずつ減らしていく」ことが大切です。


アルコールを飲まなくても脂肪肝になる理由

近年増加している

非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)。


アルコールをほとんど飲まない人にも発症


主な原因は糖質過多と運動不足


見た目が痩せていても、内臓脂肪が蓄積するタイプもある


日本では、

成人の約30%がNAFLD予備軍と言われています。(出典:日本肝臓学会ガイドライン)


つまり、

「私は大丈夫」という油断が、

知らない間に肝臓に負担をかけ続けているのかもしれません。



ストレスが肝臓に与える見えないダメージ

精神的なストレスは、

副腎からストレスホルモン(コルチゾール)を分泌させます。


コルチゾールは、

血糖値を上げるために肝臓に負担をかけ、

代謝のバランスを崩していきます。


つまり──

心のストレスも、体にとっては「肝臓へのストレス」になるのです。



肝臓を守るために今すぐできる3つのこと

肝臓を守るために、今日からできること。


🥗 食べすぎ、飲みすぎを減らす(腹八分目)


🚶‍♂️ 毎日10分のウォーキング


🌙 夜のスマホ時間を減らしてぐっすり眠る


特別なことではありません。

でも、こうした小さな積み重ねが、

確実にあなたの未来を変えていきます。



まとめ

あなたの「疲れ」や「気分の落ち込み」は、

あなたの意志や性格の問題ではありません。


体が、静かにSOSを出しているだけ。


その声に気づいてあげること。

体をいたわること。

そこから、

心も自然に整っていきます。


今日から、ほんの少しだけ

自分の体に、優しくしてあげませんか?


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