オステオパシーについて
- konishiryo
- 3 日前
- 読了時間: 6分
慢性的な不調や痛みに、いつまで薬やマッサージを続けるべきなのか。
「これは体の問題なのか、ストレスのせいなのか」
そんな問いを、ふと立ち止まって考えたことはありませんか?
オステオパシーは、
体の構造(骨格・筋膜・内臓)と、機能(呼吸・循環・神経)
のつながりに着目し、“治る力”を妨げている要因をやさしく解放していく治療法です。
ただ痛みを抑えるのではなく、
「なぜ、今の症状が出ているのか」
「どうすれば自然に回復する方向へ向かえるのか」
その本質を、あなたと一緒に探っていくそれが、私たちが提供するオステオパシーです。
🧬 オステオパシーのはじまりと歩み
オステオパシーは1874年、アメリカの医師アンドリュー・テイラー・スティルによって提唱されました。当時、感染症や外科手術が主流だった西洋医学に対して、
「人間の体には本来、治ろうとする力がある」
という思想をもとに体系化された手技療法です。
スティルは、骨格のゆがみや筋肉・内臓の緊張が神経系や血流に影響し、慢性的な症状の根本原因になっていることを見抜き、“全身を総合的に診る医学”としてオステオパシーを確立しました。
現在では、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアをはじめとする多くの国で国家資格として認められており、医療の現場でも活用されています。
🎯 オステオパシーの哲学と基本原則
オステオパシーには、以下のような治療哲学が根底にあります:
身体はひとつのユニットである 身体の各部位は、独立して働いているわけではなく、互いに密接に影響し合っています。
構造と機能は相互に関係している 骨格や筋膜などの構造の乱れは、内臓や神経、ホルモン機能にまで影響を及ぼします。
身体には自己調整・自己治癒の力がある 不調が起きるのは、その力が“妨げられている”状態です。障害を取り除けば、自然と回復が始まります。
治療は、患者の全体性に配慮して行われるべきである 身体だけでなく、心の状態や生活背景も含めてケアすることが求められます。
👐 具体的な施術方法について
当院で行っている施術は、いずれも痛みをともなわず、やさしく静かなアプローチです。以下のような技法を、症状や体質に合わせて組み合わせていきます
クラニオセイクラル・セラピー(頭蓋仙骨療法) 頭蓋骨と仙骨の微細な動きを調整し、脳脊髄液の循環を整え、深いリラックスと神経バランスを回復させます。
筋膜リリース 筋肉や内臓を包む「筋膜」のねじれや癒着をゆるめることで、可動性と血流を改善します。
内臓マニピュレーション 腹部の緊張や臓器の可動制限を解放し、消化や代謝の機能向上をサポートします。
自律神経・血流・リンパ系の調整 呼吸や循環を支える神経系・血管系にアプローチし、全身の恒常性を高めます。
感情的ストレスの解放 身体に蓄積されたストレスや過去の緊張パターンを、やさしく解除する施術も取り入れています。

📖 実際の症例から──リアルな変化の物語
◎30代女性
アトピーと慢性的な肌のかゆみ「季節の変わり目やストレスがかかると、かゆみがひどくなり、夜も眠れない状態でした」
全身の筋膜と内臓機能のバランスを丁寧にチェックすると、肝臓と腸の反応が強く、免疫の過剰反応が疑われました。内臓マニピュレーションとクラニアルセラピーにより、代謝と排泄の負担を軽減。5回の施術を通して、「かゆみのピークが明らかに減り、夜中に目が覚めることが少なくなった」との報告。「体が静かになると、肌も落ち着くというのは本当だった」と実感された様子でした。
◎30代女性
不眠と焦燥感が続く日々「布団に入っても寝つけず、ようやく眠れてもすぐ目が覚める。毎日が緊張状態でした」
施術では、交感神経の過活動と、頭部の過緊張が見つかりました。クラニアルセラピーを中心に、神経系の緩和を目的に施術を実施。3回目の施術後、「初めて朝まで眠れた」という報告とともに、日中の焦燥感も軽減。「体が落ち着くと、気持ちも静かになることに気づけた」との言葉が印象的でした。
◎40代女性
婦人科系の不調とPMSのつらさ「生理前になると心が乱れ、ひとりで抱え込んでしまう。腹部の重さや冷えも辛い状態でした」
初回の検査では、骨盤と内臓の可動制限、肝臓と子宮周辺の緊張が見られました。内臓マニピュレーションと仙骨まわりの調整を行うことで、月経周期が安定。5回目には「気分の波が以前より穏やかになり、家族との関係も前より楽になった」とのお声をいただきました。
◎40代女性
原因不明の疲労感と朝の動悸「何をしても疲れが取れず、朝は動悸で目覚めることも。病院では異常なしと言われて…」
初回の施術では、肋骨と横隔膜の緊張が強く、呼吸が浅い状態でした。クラニアルと内臓調整で深部のリラックスを促すと、施術後には「久しぶりに息が深く吸える」と涙ぐむ場面も。数回の継続で、朝の目覚めも楽になり、「不調が“状態”だったのだと気づけた」との声をいただきました。
◎30代女性
慢性頭痛と首のつまりデスクワーク中心の生活で、首から頭にかけて常に圧迫感。鎮痛剤を毎日服用していた方。
頭蓋の微細なゆがみと、胸郭・骨盤のねじれが見つかり、全体を調整。施術2回目以降、薬の頻度が減り、姿勢も自然に変化。「頭の重さがなくなって、集中力が戻った」と継続通院につながりました。
🩺 対応できる主な症状
・慢性疲労、だるさ
・自律神経の乱れ(不眠、動悸、息苦しさなど)
・肩こり、頭痛、首のつまり感
・腰痛、背中の緊張
・消化不良、便秘、生理痛
・不安感やイライラなど、精神的ストレス
・事故やケガの後遺症
・手術後の回復サポート
これらは単なる“症状”として現れているだけで、多くの場合、身体の構造や神経のバランスに原因があります。
🆚 他の治療法との違い
一般的な整体やマッサージと比べて、オステオパシーは「症状だけを追いかける治療」ではありません。
・ボキボキしない、痛みのない施術
・筋肉や骨だけでなく、神経や内臓、感情にも働きかける
・一時的な緩和ではなく、“治る方向に向かう土台”をつくる
「その場しのぎではなく、本質的に整えたい」そう思う方にこそ、オステオパシーは選ばれています。
❓ よくある質問
Q:施術は痛くないですか?
A:痛みは一切ありません。赤ちゃんからご高齢の方まで受けていただける安全な方法です。
Q:どれくらいの頻度で通うといいですか?
A:最初の数回は週1回ペース、その後は体調に応じて2週〜月1回程度が目安です。
Q:薬やカイロ、鍼灸と併用できますか?
A:もちろん可能です。むしろ他の治療効果を高める土台づくりになります。
🌿 まとめ:体の声に、静かに耳を澄ますということ
不調が続くとき、私たちはつい「この症状をどうにかしたい」と思いがちです。
でも、本当に必要なのは、症状の“奥にある声”に耳を傾けることかもしれません。
オステオパシーは、その声をやさしく受け止め、身体が本来の状態を取り戻すように促す医療です。
あなたの中には、治る力が、まだちゃんと息づいています。その力に、もう一度出会い直すための時間、それが、私たちの施術の役割です。
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